ハザードマップ(英語:Hazard map)とは自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもので、大津市から各家庭に「土砂・洪水ハザードマップ」と「水害ハザードマップ」の2種類の地図が配布されています。
比叡山山麓に位置する仰木地区の標高は仰木小学校でおおよそ180mあり、琵琶湖水面より100mほど高い位置にあります。仰木は地質学的には古琵琶湖層群堅田塁層に分類される地層上に拓けた集落です。この累層は約100万年~40万年前に琵琶湖に堆積した土砂が隆起し、現在の地形を形成しており、大津市雄琴から仰木、伊香立、和邇につながっています。江戸時代に伊香立南庄で農民が開墾をしていたところ、奇妙な獣の骨を発見し、これは竜の骨だと大騒ぎになりました。発見されたのは堅田累層からで約40万年前のものだと言われています。この骨は明治時代になって東洋像の顎骨であると鑑定され、現在は国立博物館に保存されています。仰木では堅田累層が露頭している崖を辻ヶ下や下仰木で見ることができ、ここから淡水貝の化石を比較的容易に見つけることができます。この地層は地滑りが起こりやすく、仰木地区の一部は地すべり防止区域や土砂災害警戒区・土砂災害特別警戒区域に指定されています。また、琵琶湖西岸断層帯を構成する断層の一つ、堅田断層が近くを走向しており、仰木の住人はこうした地域の特性を理解し、災害に対する備えが必要です。市から配布された2種類のハザードマップを掲載します。詳細は大津市ホ-ムペ-ジ防災ポ-タルにアクセスし、確認して下さい。
リンク先→(https://www.city.otsu.lg.jp/bousai/40701.html)
「土砂・洪水ハザードマップ」
「水害ハザードマップ」